Fortinet資格とは?NSEの種類・必要性・他資格との違いを解説

Fortinet資格のNSE 1〜8と4つの専門分野を分かりやすく解説。NSE 1〜3をスキップできる条件、取得する価値、Cisco・CompTIA・セキスペとの違い、無料学習・受験料・更新費用を紹介します。 セキュリティ資格

「自社でFortiGateを使っているので、担当者に資格を取ってもらいたい」。そう考えて調べると、NSE 1〜8、専門分野、製品別の試験名が並びます。数字の順に全部取るのか、どこまで取得すれば仕事に役立つのか。資格の一覧だけでは、なかなか判断できません。

Fortinet資格は、セキュリティの基礎から、同社製品を使った運用・設計までを学べる認定制度です。特に、FortiGateの設定や管理を自社で担う企業では、担当者の知識を体系的に整理する学習として活用できます。

この記事では、経営者や人事・部門責任者にも分かるよう、資格の仕組みから取得する価値、他資格との違い、費用まで順に説明します。

  1. Fortinet資格とは?何を学び、どんな仕事に役立つ資格?
    1. Fortinetが認定するセキュリティの資格
    2. 基礎知識から、FortiGateなどの設定・運用・設計まで学べる
  2. Fortinet資格の仕組み|NSEのレベルと4つの専門分野
    1. NSE 1〜3|セキュリティの基礎とFortiGateの操作を学ぶ
    2. NSE 4|FortiGateの設定・運用を学ぶ共通の土台
    3. NSE 5〜7|4つの専門分野に分かれる資格
    4. NSE 8|実技試験を伴う最上位の専門認定
    5. NSE 1〜3はスキップできる?NSE 4から取得するルート
    6. FCP・FCSSなどの旧資格と現在のNSEの関係
  3. Fortinet資格は必要?取得する意味とメリット
    1. 自社でFortinet製品を設定・運用するなら、学習の優先度は高い
    2. 顧客への導入・運用支援でも知識を生かせる
    3. 運用を外注している会社は、社内で担う業務に合わせて学ぶ
    4. 製品を扱う予定がない場合、専門資格の取得は必要?
  4. Fortinet資格とCisco・CompTIA・セキスペの違い
    1. 比較表で見る、学ぶ内容と取得する価値の違い
    2. CiscoやCompTIAの資格があれば、Fortinet資格は不要?
    3. 製品の運用と、組織全体のセキュリティ体制づくりの違い
  5. Fortinet資格の難易度|初心者でも取得できる?
    1. 基礎学習と、製品を扱う専門資格では難しさが異なる
    2. 実務経験がない場合は、操作を体験しながら学ぶ
    3. 受験条件と認定条件の違い
  6. Fortinet資格の費用|受験料・更新・維持費はいくら?
    1. 無料で取り組める範囲と、有料になる試験・演習・研修
    2. 取得後の有効期限と更新にかかる費用
  7. Fortinet資格の学習方法と取得までの流れ
    1. 公式教材で学ぶ内容を確認する
    2. 日本語対応と、演習・研修の利用方法を確認する
    3. 必要な認定条件を確認し、受験する
  8. まとめ|Fortinet製品を扱う仕事に結び付くほど、資格の価値は高まる
  9. 参考資料

Fortinet資格とは?何を学び、どんな仕事に役立つ資格?

Fortinetが認定するセキュリティの資格

Fortinet資格は、セキュリティ企業Fortinet(フォーティネット)が提供する「NSE認定プログラム」です。NSEはNetwork Security Expertの略で、基礎から専門まで複数の認定資格が用意されています。

国家資格ではなく、メーカーが自社の技術や関連知識を認定するベンダー資格です。講座を受けて学ぶだけでなく、各認定の取得条件を満たすことで、資格として知識・スキルを示せます。

同社の主力製品FortiGateは、社内外の通信を確認し、不正なアクセスや危険な通信を防ぐファイアウォールです。会社の規模や実績、Ciscoなどとの事業の違いは、Fortinetとは?会社概要・導入実績・評判と他社との違いを解説で紹介しています。

基礎知識から、FortiGateなどの設定・運用・設計まで学べる

資格の学習では、サイバー攻撃の基本に加え、どの通信を許可するか、社員をどう識別するか、通信できなくなった原因をどう調べるかといった内容を扱います。

専門レベルになると、複数拠点の機器をまとめて管理したり、攻撃の兆候を監視したりする領域へ広がります。同じFortinet資格でも、基礎を学ぶ認定と、製品を使った高度な対策を扱う認定では内容が異なります。

採用や育成で見る場合も、「Fortinet資格を持っている」という情報に加えて、どのレベル・分野の資格かを確認すると、学んだ内容をつかみやすくなります。

Fortinet資格の仕組み|NSEのレベルと4つの専門分野

NSEには1〜8のレベルがあります。ただし、1から順番に8個の資格を取得する制度ではありません。

NSE 1〜3は基礎学習、NSE 4はFortiGateの設定・運用、NSE 5以降は専門分野への展開と捉えると、全体像が見えてきます。数字はレベル、分野名は専門領域を表します。

NSE 1〜3|セキュリティの基礎とFortiGateの操作を学ぶ

NSE 1〜3は、無料のオンライン学習から取り組めます。役割はそれぞれ異なります。

認定学ぶ内容取得条件
NSE 1サイバーセキュリティとクラウドの基礎所定のオンライン講座を修了
NSE 2次世代ファイアウォールの役割と基本機能所定のオンライン講座を修了
NSE 3FortiGateの基本的な操作・運用所定の講座修了とオンライン試験合格

例えば、ファイアウォールという言葉は知っていても、どんな機能で会社を守るのか説明できない人には、NSE 2の内容が理解の助けになります。FortiGateを触り始める人には、NSE 3が製品操作への入口になります。

NSE 4|FortiGateの設定・運用を学ぶ共通の土台

NSE 4は、FortiGateの設定・日常管理に関する資格です。正式な認定名に使われる「FortiOS」は、FortiGateを動かす基本ソフトの名前です。

NSE 4の段階では、後述する4つの専門分野には分かれていません。FortiOS Administrator試験に合格することで取得できます。

学習内容には、機器の初期設定、設定の保存・復元、通信を許可・遮断するルール、記録を使った問題の調査などがあります。自社や顧客のFortiGateを設定・管理する担当者にとって、仕事と結び付けやすい学習目標です。

NSE 5〜7|4つの専門分野に分かれる資格

NSE 5からは、分野ごとに別の認定資格になります。例えば「NSE 5 Secure Networking」と「NSE 5 Cloud Security」は、同じレベルの別資格です。一方を取得しても、もう一方を取得したことにはなりません。

専門分野と学ぶ方向NSE 5の認定NSE 6の認定NSE 7の認定
Secure Networking:社内・拠点間などのネットワークを守るNSE 5 Secure NetworkingNSE 6 Secure NetworkingNSE 7 Secure Networking
Security Operations:攻撃や異常を監視・分析し、対応するNSE 5 Security OperationsNSE 6 Security OperationsNSE 7 Security Operations
Cloud Security:クラウド上のシステムやアプリを守るNSE 5 Cloud SecurityNSE 6 Cloud SecurityNSE 7 Cloud Security
SASE:社外からの業務システムやクラウドへの接続などを守るNSE 5 SASENSE 6 SASENSE 7 SASE

NSE 5は主要製品、NSE 6はより高度な製品の導入・管理などを扱い、NSE 7では分野全体の設計や高度な問題解決へ進みます。ただし、NSE 5→6→7とすべて取得する必要はなく、5または6から同じ分野の7へ進めます。

ここで、資格と試験を分けて考えることも大切です。NSE 5・6の各認定には、製品別の対象試験があります。例えば「NSE 6 Secure Networking」には、機器をまとめて管理するFortiManagerの試験などが指定されています。有効なNSE 4を持ち、指定された対象試験のうち1つに合格すれば、その分野の認定を取得できます。

製品別の試験を全部受ける制度ではありません。同じ認定名でも、どの製品の試験を通じて取得したかは異なるため、担当業務との対応を見るときには試験名も役立ちます。

NSE 8|実技試験を伴う最上位の専門認定

NSE 8は、複雑なネットワークのセキュリティ設計・設定・問題解決に関する最上位の認定です。取得には、有効なNSE 4、いずれかの分野のNSE 5または6、同じ分野のNSE 7に加え、コア実技試験と選択実技試験1つへの合格が必要です。

全分野の資格を集めることが取得条件ではありません。専門分野を深め、実際に設定や問題解決を行う試験で能力を示す資格です。知識の範囲を広げる「複数分野の取得」と、水準を高める「上位認定への挑戦」は、別の意味を持ちます。

なお、NSE 1〜8とは別に、工場などの制御システムを守るOT Securityや、セキュリティ運用をサービスとして提供する事業者向けのMSSP Securityという業界別認定もあります。

NSE 1〜3はスキップできる?NSE 4から取得するルート

NSE 4の取得にNSE 1〜3は必須ではありません。 基礎知識がある人は、NSE 4の出題範囲を確認して直接受験できます。

一方、NSE 1〜3は無料なので、知識の抜けを確認する目的で取得する方法もあります。ネットワークに詳しくてもFortiGateは初めてなら、NSE 3の教材で操作の基本を確認してからNSE 4へ進むと、製品のイメージをつかみやすくなります。

上位を目指す場合は、例えば次のような経路があります。

ネットワーク分野なら、NSE 4→NSE 6 Secure Networking→NSE 7 Secure Networking→NSE 8という進み方ができます。NSE 5や、ほかの3分野を全部取得する必要はありません。

FortiGateの日常運用を学ぶことが目的なら、まずNSE 4を目標にし、担当する製品や業務が広がったときに次の認定を検討できます。

FCP・FCSSなどの旧資格と現在のNSEの関係

2026年7月15日の制度改編で、FCF・FCA・FCP・FCSS・FCXという認定体系から、現在のNSE体系へ移行しました。過去の記事に違う名前が出てくるのは、この変更によるものです。

旧FCFはNSE 1・2、旧FCAはNSE 3へ移行するなどの対応があります。旧FCP・FCSSは、保有認定や合格した試験によって移行先が分かれるため、単純に一つの番号へ置き換えると混乱します。

これから学ぶ人は現在のNSE体系を基準にし、旧資格の保有者はTraining Instituteのアカウントで付与された認定と有効期限を確認すると整理できます。

Fortinet資格は必要?取得する意味とメリット

自社でFortinet製品を設定・運用するなら、学習の優先度は高い

Fortinet資格の強みは、製品を扱う仕事と学習内容が直接つながることです。資格がなくても製品を使えますが、設定の意味まで理解して運用するための学習には価値があります。

例えば、前任者から引き継いだ手順に従い、社員から依頼されるたびに通信ルールを追加している担当者を考えてみてください。操作方法は分かっていても、ルールの組み合わせや、問題が起きたときに見るべき記録まで理解できているとは限りません。

資格の学習で知識を整理すれば、「この設定を変えると、どの通信に影響するか」「接続できない原因を、どこから調べるか」を考える土台ができます。会社にとっては、担当者の経験だけに頼っていた運用を、説明・共有しやすくする機会になります。

自社でFortiGateの設定・管理・障害対応を担っているなら、担当者の育成ではNSE 4の学習を優先する理由があります。

顧客への導入・運用支援でも知識を生かせる

自社で製品を使っていなくても、顧客にFortinet製品を導入したり、保守・運用を提供したりする仕事では学習内容を生かせます。そうした業務への異動・就職を目指す人にも関係する資格です。

育成目標を「セキュリティに詳しくなる」から「FortiGateの設定と記録の確認を理解する」へ具体化しやすいことも利点です。資格学習と、実際の作業・レビューを組み合わせることで、現場で任せる範囲を広げていけます。

運用を外注している会社は、社内で担う業務に合わせて学ぶ

FortiGateを導入していても、設定や保守を外部の事業者に任せている会社では、社内担当者の役割が異なります。必要なのは、まず提案や作業報告を理解し、業務上の要望を伝える知識です。

例えば「この接続を許可したい」と依頼する際に、誰が、どこから、何へ接続するのかを整理できれば、委託先との会話が進みます。NSE 1〜3の基礎学習を入口にし、社内でも設定を確認・変更するようになった段階で、NSE 4の取得を検討する方法があります。

製品を扱う予定がない場合、専門資格の取得は必要?

「Fortinet資格は意味ないのでは」と感じるかどうかは、学ぶ内容を使う場面があるかで変わります。今後もFortinet製品を扱う予定がなく、ITやセキュリティを広く学びたいなら、製品固有の専門資格を先に取る優先度は高くありません。

無料の基礎教材を知識の確認に使うことと、有料試験を受けて専門資格を維持することは、分けて考えられます。自社の製品を運用する力を伸ばしたいのか、製品を問わない知識を学びたいのかで、ほかの資格との違いが見えてきます。

Fortinet資格とCisco・CompTIA・セキスペの違い

比較表で見る、学ぶ内容と取得する価値の違い

CiscoにもCCST・CCNA・CCNP・CCIEなど、基礎から上級へ展開する資格体系があります。CompTIAもSecurity+だけではなく、ITサポート、ネットワーク、セキュリティなどを扱う複数の資格を提供しています。

ここではFortinet・Cisco・CompTIAの資格体系と、組織のセキュリティ対策を考える際に比較される国家資格セキスペについて、学習の用途を整理します。

比較対象取得・学習する価値の中心自社で対象製品を使っていない場合人材育成で生かす場面
Fortinet認定資格Fortinet製品を適切に設定・運用し、対策に生かす基礎学習に加え、導入予定や顧客支援など製品を扱う見込みがあると専門資格が有効FortiGateなどの運用担当者を育て、設定・障害対応の属人化を減らす
Cisco認定資格ネットワークの共通知識から、構築・運用・保護の専門技術まで学ぶ共通知識は他社製品でも生かせる。専門分野ではCisco製品・技術も扱うネットワークやIT基盤を担う技術者を育てる
CompTIA認定資格特定メーカーに依存しないIT・セキュリティの知識を学ぶ利用製品を問わず、共通する知識を学べるIT担当者の基礎固めや、職務別の専門知識の習得
情報処理安全確保支援士(セキスペ)技術と管理の両面から、組織のセキュリティ対策を検討・支援する利用製品を問わず、システムや運用の安全性を考える際に生かせる対策の企画・評価・改善を担う人材を育てる

Fortinet資格を優先する理由は、自社で扱う製品と業務に直結することです。製品を問わない基礎学習や、組織全体の体制づくりが目的なら、その目的に合う資格も併せて検討できます。

CiscoやCompTIAの資格があれば、Fortinet資格は不要?

共通する知識があっても、製品固有の設定や記録の見方まで同じとは限りません。例えばCCNAでネットワークの基礎を学んだ人でも、FortiGateを担当するなら、FortiOSの操作や動作を追加で理解する意味があります。

Security+も、セキュリティ業務の基礎をメーカー横断で学ぶ資格です。その土台に、Fortinet製品を扱う学習を重ねることができます。資格を置き換えるというより、共通知識と製品知識を組み合わせる関係です。

Security+の取得価値や負担は、CompTIA Security+の必要性を解説した記事で詳しく紹介しています。

製品の運用と、組織全体のセキュリティ体制づくりの違い

機器を正しく設定することと、会社として誰が何を管理し、事故にどう対応するかを決めることは、つながりながらも異なる仕事です。

セキスペは特定製品に特化せず、安全なシステムの企画・設計・運用や、対策の分析・評価・助言を扱う専門資格です。「製品への特化が弱い」ことを「専門性が低い」と捉える必要はありません。会社としての活用は、情報処理安全確保支援士は意味ない?組織が判断すべきことで説明しています。

SCS評価制度の★3でも、所定研修などの要件を満たす登録セキスペは、企業の自己評価を確認するセキュリティ専門家として想定されています。制度との関係は、SCS評価制度の全体像を参照してください。

また、管理や組織横断の専門性を深める資格としてCISM・CISSPもあります。CISMとCISSPの違いも、製品運用の資格との役割を整理する際に役立ちます。

Fortinet資格の難易度|初心者でも取得できる?

基礎学習と、製品を扱う専門資格では難しさが異なる

NSE 1〜3は、オンライン講座を通じて基礎を確認する入口です。一方、NSE 4では、製品の設定や運用について具体的な理解が問われます。

FortiOS 7.6 Administrator試験は100分、50〜55問で、日本語と英語に対応しています。初期設定だけでなく、通信の制御、認証、接続経路、記録を使った調査などが範囲に含まれます。

「仕事で毎日操作している機能」は理解できていても、普段使わない機能が学習課題になることがあります。難易度を考えるときは、出題範囲と自分の担当業務の差を見ると、準備すべき内容が分かります。

実務経験がない場合は、操作を体験しながら学ぶ

機能の説明を読むだけでは、設定同士の関係をつかみにくいことがあります。演習で通信ルールを変え、結果や記録を確認すると、用語が具体的な動作と結び付きます。

実務経験がない人は、業務用の稼働機器で試すのではなく、学習用の演習環境を利用すると取り組みやすくなります。経験者も、普段の業務で使わない機能を補うために演習を使えます。

受験条件と認定条件の違い

試験を受けられることと、認定資格が付与されることは別です。NSE 4は対象試験の合格で取得できますが、NSE 5・6では有効なNSE 4も必要になります。NSE 7では、さらに同じ分野のNSE 5または6が必要です。

試験合格のバッジと認定資格のバッジも区別されています。上位試験に合格した場合は、アカウントで必要な認定条件まで満たしているか確認すると、取得状況を正確に把握できます。

Fortinet資格の費用|受験料・更新・維持費はいくら?

無料で取り組める範囲と、有料になる試験・演習・研修

学習教材が無料であることと、専門資格の試験まで無料であることは別です。 NSE 1〜3は無料で取り組めます。NSE 4〜7でも自己学習用のオンライン講座は無料ですが、公式の実機演習環境や講師付き研修、認定試験には費用がかかります。

項目費用
NSE 1〜3のオンライン学習・認定無料
NSE 4〜7の自己学習用オンライン講座(演習なし)無料
公式のオンデマンド演習・講師付き研修有料。コース・提供内容による
NSE 4〜6の試験1試験200米ドル(税別)
NSE 7の試験1試験200米ドル(税別)。2026年11月2日から400米ドル(税別)
NSE 8の実技試験1試験800米ドル(税別)。コアと選択の2試験が必要

例えばNSE 4なら、無料教材で学び、必要に応じて演習を追加し、試験を受ける予算の組み方ができます。NSE 8の実技2試験は合計1,600米ドルで、下位認定の取得費用は別に必要です。

企業が費用を負担する場合は、受験料に加え、演習・研修と学習時間も確保すると、資格取得を実際の育成につなげやすくなります。

取得後の有効期限と更新にかかる費用

現在のNSE認定の有効期間は2年です。維持費は、資格を持つだけの年会費というより、更新に必要な試験・学習費用として考えます。

NSE 4〜7では、認定ごとに指定された試験などで更新します。条件を満たす人には、新しい製品バージョンの学習とオンライン評価で更新する「再認定アセスメント」も用意されています。NSE 4〜6のアセスメントは200米ドル、NSE 7は2026年11月2日から400米ドルです(いずれも税別。同日前のNSE 7は200米ドル)。

上位認定の更新には、必要な下位認定が有効であることも関係します。NSE 5・6を持っている人は、NSE 4の期限も併せて管理すると、更新計画を立てやすくなります。NSE 8は継続学習などによる200ポイントの仕組みが中心で、既存保有者向けの期間限定の更新試験もあります。

資格を増やすほど、管理する認定や更新条件も増えます。会社で取得を支援するなら、「何人に何を取ってもらうか」とともに、取得後の担当業務と更新予算まで考えておくとよいでしょう。

Fortinet資格の学習方法と取得までの流れ

公式教材で学ぶ内容を確認する

入口はFortinet Training Instituteです。FortiCloudアカウントでログインし、目指す認定と対応する講座を確認します。

基礎を確認したい人はNSE 1〜3、FortiGateの設定・管理を学びたい人はNSE 4の内容から見てみましょう。講座を最初から受けるか、知識の不足部分を補うかを決めるだけでも、学習時間を使いやすくなります。

日本語対応と、演習・研修の利用方法を確認する

試験、自己学習教材、講師付き研修は、それぞれ対応言語が異なります。NSE 4のFortiOS 7.6 Administrator試験は日本語で受験できますが、教材もすべて日本語とは限らないため、受講する講座の言語を確認します。

日本語の講師付き研修もあり、公式スケジュールではCTCやトレノケートなどの開催情報を確認できます。独学で進めるか、演習だけ追加するか、講師に質問できる環境を使うかで費用と学習の進め方が変わります。

必要な認定条件を確認し、受験する

NSE 4〜7の試験はPearson VUEで予約します。対象試験の名称・バージョン・言語を確認し、テストセンターやオンライン受験の条件に合わせて申し込みます。

受験までの流れは、認定を選ぶ、出題範囲を確認する、教材と演習で学ぶ、試験を予約する、合格後に認定状況を確認する、という順序です。NSE 5以降では、対象試験だけでなく、必要な下位認定と有効期限も確認します。

まとめ|Fortinet製品を扱う仕事に結び付くほど、資格の価値は高まる

Fortinet資格は、NSE 1〜8を順番に全部取得する制度ではありません。基礎を確認するNSE 1〜3、FortiGateの設定・運用を学ぶNSE 4、その先の専門分野という構造です。

自社でFortiGateを設定・管理しているなら、NSE 4の学習は担当者の知識を整理する有力な選択肢になります。製品を扱う予定がなければ、Cisco・CompTIAの資格やセキスペなども、学びたい内容と比べて検討できます。

まずは自社の担当者が何を操作し、どこまで判断しているかを確認する。その仕事と認定の内容を照らし合わせることで、「資格を取ること」を「会社で使える知識を育てること」につなげられます。

参考資料

制度・料金・提供内容の確認日:2026年9月15日。

資格体系・取得条件

学習・試験・費用

他資格・SCS評価制度


本記事の文章・表・図解・グラフは、Skill Business Architecture Labが独自に編集・作成しています。引用・紹介する場合は、引用箇所が分かる形で、記事名・サイト名・記事URLをご記載ください。

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